どんな親も、我が子が集団生活を送りやすい幼稚園に入園させてあげたい気持ちは一緒。
ここでは、子どもを育むためにより特化した取組みを持つ園をご紹介します。
子ども一人ひとりの可能性を引き出し、
豊かな人生の基盤を作るモンテッソーリ教育。
人生を豊かにする人間力を
モンテッソーリ教育で育む。
多様化する社会を生き抜くためには、自分で考え、判断し、行動できること。そして周囲の人や社会と良好な関係を築いていける人間力が大切です。
その基盤を幼児期にしっかり築くため、当園ではモンテッソーリ教育に取り組んでいます。これは園児が自発的に行動できるよう環境を整え、 興味のあることに自由に取り組みながら自立していくことを目指した教育法です。教員は園児が求めている支援を必要に応じて提供する〝援助者〟という立場で、 園児が主体の行動を尊重しております。クラスは異年齢が混合された縦割り編成で、年下の子を思いやる気持ちや、目上の人を敬う心が自然に育まれる環境にあります。
(左)興味のある「おしごと」は楽しい!
(右)年長さんが年少さんの着替えをお手伝い。
時間がたっぷりある夏休みは、
子どもの自立を促すチャンス。
子どもは自ら成長する力をもっています。その成長の芽を育んでいくためには、大人が「ああしましょう、 こうしましょう」と先回りをして指導するよりも、子どもが自ら気づき、考え、自分の意思で行動に移すことが大切です。時間に余裕のある夏休みは、子どもが自分のペースで最後まで物事に取り組むことのできる絶好の機会。 夏休み中は子どもが主体の生活をぜひ心がけてください。自分で着替える、自分で決めた手伝いを毎日するなど、基本的なことでよいのです。つい手や口を出したくなりますが、見守ってくださいね。
子どもは、自分で決めたことはやり遂げます。自分で気づいた失敗からは、多くのことを学びます。この経験を積み重ねていくことで主体性のある人間へと自立し、人生をしっかり歩んでいけるようになるのです。
子どもが使いやすいサイズの道具を揃えておくことで、
自発的に行動できるようになります。
ドンブラっこ2017年夏号 より転載